取引には流れがあるが大まかにわかりやすい流れもある

FXトレードを行っていく場合、必ず利用するものに「チャート」というものがあります。チャートとは、実際に発生した取引による相場変動について、「ロウソク足」というものでチャート管理がされているものを言います。初心者トレーダーは、こちらを見ながらでFXトレードを進めていくわけですが、基本的にロウソク足チャートについては、そこまで専門的な知識がないと理解が出来ないわけでもなかったりします。

例えば、ロウソク足が段々と上へと伸びてきているような状態では、「まだFXトレードでは上昇トレンドとなりそう」という状態になっているので、買い注文を何気に出しておくだけでも儲かることはあります。このようなチャートの見方については、初心者トレーダーであっても玄人でも同じような見方をすることが多いです。というのも、複雑に理解するよりも「速攻で注文を出す」ということが重要になってくるからです。

実際に、ロウソク足が上を向いている状態というのは、長くても2・3日しか続きません。これについては、過去のチャート履歴についてチェックしてみるとわかるのですが、ある程度で山のようなチャートを辿ってからは、今度はきれいに下がっていくようなトレンドとなっているからです。また、上昇トレンドについてはわかりやすいのですが、トレンドが下がっている状態については理解が難しい場合が多いです。

このような状態では、FXトレードを行ってしまわないように注意しましょう。こちらについては、初心者トレーダーと玄人では注文の仕方がまったく違います。玄人は、初心者トレーダーとは違って注文をしないで放置という対応をしないのです。というのも、下がってはいるけれど「その内に上がってくるトレンド」というのも理解しているからです。このように、取引には大きな流れのようなものがありますので、初心者トレーダーはその流れに乗ることだけを考えていればいいのです。

また、このようなFXトレードをしていると緩慢な動きでトレードをしている・・・ように感じるかもしれません。ですが、実際には複数の注文を多数の通貨ペアで行っているような状況となってきます。つまり、非常に忙しい状態で「Aの通貨ペアは上昇トレンドだから買っておく。しかし、Bの通貨ペアは下降トレンドになっているから売りとしておく。Cの通貨ペアは、そろそろ動き出しそうだから、ちょっとだけ買い足しておく」といった状況になります。

なぜ大まかな動きを悟る必要があるのか・・・についても、このような激しい売買の注文をほぼ毎日で行っていかないといけないからです。ただ、現代では初心者トレーダーでも複数の注文でミスする人のほうが減っています。その理由は、システムトレードが導入されるようになっており、先ほどの売買についてもシステムが勝手にしてくれるようになっているからです。ただ、個人で注文するケースよりシステムトレード利用のほうが、手数料的には高くなってしまうので数が多すぎると、手数料分だけリスクが生まれるともなっています。