FX市場には一般のユーザーとそれ以外のユーザーが存在する

あまり知られていませんが、FXには玄人の方が圧倒的に多かったりします。以前に、テレビなどでは「普段は主婦をしているAさんが、FXで毎月100万円以上の収入を得ているそうです」といった特集を行っていました。FX人気が最高潮の時は、確かにテレビ報道のような状況だったのは確かです。なので、学生・サラリーマン・主婦・無職の老人などがFXに参入されていた時期というのは確かにあったのです。

ですが、今では「四六時中でFXトレードをしているのは玄人」だけです。これには多くの理由があるのですが、特に大事なのは今では「大儲けしたいのであれば、小まめにFXトレードする必要がある」からです。話を先ほどの主婦にまで戻しますが、過去に主婦のような一般人がFXトレードで大儲け出来たのは、スプレッドが甘々になっていた点と、レバレッジの倍率が非常に高かったからです。しかし、今ではレバレッジ規制もありますので儲けは半分以下にまで落ちていると言われています。

レバレッジとは、レバレッジという倍率を設定することで、「実際にFXトレードで使っている金額以上で取引をする」というサービスです。過去では、100倍までであればFX業者によってはサービスできるようになっていました。つまり、一般人がFXで10万円を投資で利用する際に、100万円オーバーで取引をするというのは難しくなかったのです。ですが、今ではFXトレードを通じてレバレッジでミスをされている人だって見られるようになっています。

それを鑑みて、FX業者についてもレバレッジについては規制をかけるようになりました。今では、法人などでない限りは20倍以上のレバレッジでFXトレード出来ないようになっているのです。ちなみに、これは国内の話であって海外においては同じでもなかったりします。海外では100倍以上のレバレッジについても許可されていますし、そのような利用を個人がする場合であっても、クレジットカードなどの利用条件を守られていると利用できるようになっているのです。

このようになっているので、現代ではFXトレードでボロ儲けというのは非常に難しくなっています。では、どうして毎日で大規模の取引がされているのか・・・というと、それは「システマチックFX」をされている人がいるからです。このようなシステマチックFXをされている個人が、FXを専門として稼がれているデイトレーダーです。デイトレーダーとは、1日の間に何度も取引を終えることでお金を動かしている人物です。

しかし、先ほどのシステマチックFXについても、利用できるFX業者もあれば決められた金額までで利用をされていないと、そのようなサービスを行ってくれないような業者までいたりするのです。このような背景があるので、玄人ほど多くの取引をしている初心者トレーダーというのは全くいません。つまり、最近になって儲かるような手法があったとしても、それは玄人よりのFXトレードなので安易に初心者トレーダーが手を出してはいけないということです。