FXは儲かると言われている理由は他とは違う取引だから

初心者トレーダーとしてFXをされてみると、「FXにしてよかった。儲かるようになった」という口コミであったり、「○○投資はダメだった。FXに変えたおかげで安心して取引が出来る」という愚痴などが混じっている口コミをネットでよく見かけるようになります。また、この情報については信憑性が高いとして、以前から高い評価を受けている情報であったりもします。その理由ですが、実際に他の取引とFXトレードは別物になっているからです。

比較対象として株式投資と先物取引で比較を行っていきます。まず株式投資についてですが、初心者トレーダーにとっては難解な取引として、人によっては嫌悪感を示される人までいます。その理由は、やはり株式投資は「銘柄が多すぎる」からです。今では、インターネットですぐに取引が出来るようになっていると言われているのですが、銘柄によっては大した儲けについても発生しないようになっています。というのも、季節や企業成長によって取引先が変わるからです。

例えば、食品や製造に関する銘柄であった場合、季節を外すと大きな動きがまったくありません。つまり、手数料だけ取られて時間を無駄にするだけなのです。しかも、食品や製造関連の銘柄については取引の際の売買も大変です。実際に季節を外しているものなどでは、あまり誰も買いたがりませんし売るのが大変ということだってありえるのです。つまり、始めてみたはいいけれど、全く進展がないという難解さが株式投資にはあるのです。

さらに、株式投資の場合には株の売買は1口からではありません。FXトレードでは1口のようなトレードを認めているのですが、株式投資の場合には銘柄によるとなっています。つまり、どの銘柄であれば予算以内なのか・・・についても不明なのです。それを計算してくれるソフトはあるのですが、有料でなければ操作が難しく、結局のところ自分で計算をしないといけないようにもなっています。このようにトレードを始めるだけでも難儀するケースがあるのです。

次に先物取引ですが、こちらについてはリスクについての管理をミスしてしまうと、後になってリカバリ出来ない難点があります。先物取引は「証拠金取引」となっているからです。証拠金取引とは、先に取引において必要とされている金額を投入してから取引スタートとなります。しかし、ある程度経過して損失が出てしまうと、今度は「追証」とされている証拠金の追加が必要となります。もし、行わなければその時点で取引についても終了となってしまうので、初心者トレーダー泣かせな取引なのは確かです。

ちなみに、FXトレードにおいて追証のようなものはありません。代わりに、予算というものがありますので、初回に多くの資金を要求されるケースがある・・・だけなのです。先物取引では、この追証とされている資金の追加についても厄介で、たったの1日ほどしか待ってくれないようになっているのです。つまり、メールなどで業者から「追証どうされますか?」と連絡が入ってから、即時に入金を行わないといけない状態で常に取引をしなければいけないのです。あまり気が休まるタイプのものでないのは確かでしょう。