チャートとトレンドを把握することで取引はかなり優位になる

実際にFXトレードをするようになると、「チャートとトレンド」というものを知らないと、優位な状態でFXトレードが出来ないことを知る時がきます。例えば、常に変動しないAという通貨ペアも、季節やトレンド情報によっては大当たりを見せるようなこともあるからです。知っている場合には、予め買い注文を出しておくだけで、高い成果を上げるようなことさえありますし、リスクについても儲かりやすいタイミングを知っていれば大きく低減することが多いです。

まず、チャートとは何なのか?というと、ローソク足チャートと呼ばれる定番のものと、ラインチャートとされているシンプルなチャートの2種類が、FXトレードではメインとして利用されているチャートとなっています。ローソク足チャートは、取引によってどのような変動があったのかを表しているチャートで、ラインチャートについては1日の売買の成立による変動のみをラインで表現しているチャートとなっています。

ラインチャートについては、毎日の終値などがベースになっているので、「全体的にどのようになっているのか?」を知りたい場合に使うチャートなのです。ローソク足チャートについては、どのような値動きがあったのかを知ることが出来ます。例えば、ローソク足の胴体部分が長い場合には、前日から本日にかけて非常に変動が激しかったので、初心者トレーダーなどにとっては読みづらい状況となっているのがわかります。

逆に、まったくローソク足の胴体部分がなく黒い線(ヒゲと呼ばれている線)が長い場合には、「トレンドに乗っている」というふうに解釈できるようになっています。当然ですが、ロウソク足についてはトレンドに乗っているかどうかだけを理解できればいいのです。つまり、黒い線だけで構成されているロウソク足が続いている場合には、「売買注文が非常に理解しやすい」と思っておいていいのです。

具体的には、ロウソク足の胴体部分がある程度で同じ長さの状態を繰り返し、それで毎日の相場変動が構成されているという場合には、必ずどこかでトレンドに乗ってくれるようになっています。というのも、ロウソク足の胴体部分が同じような長さで変動している・・・というのは、他のトレーダーが「様子見をしている状況を表しているから」です。多くの人が毎日で売買注文を多く出していないと、このような状態にはなりません。

逆にローソク足が短いのに、いきなり黒い線が動いている場合には「一時的に売買注文が殺到した」というのを表しているのです。出来るだけ黒い線だけでトレンドを読むのが大事とされているのは、このようなトレーダーの心を理解しやすい状態となっているからです。また、トレンドとは傾向のことなのですが、基本的に上昇トレンドと下降トレンドしかありません。上昇トレンドの場合には買い注文が大事となり、下降トレンドの場合には初心者トレーダーは何もしないで放置しておいたほうが、基本的には安全とされているケースが多いです。